月に陰る 歌詞欄(Lyrics)滲む視界の片隅で 風がそっと囁いた 「もう戻れないよ」と 通い慣れた道に あの日の影を映した 信じることは美しくて でも脆かった 振り返ればそこに 見えない糸が絡みつく 私の名前を呼ぶ声 遠くで揺れている ねぇ、何を信じればいい? 影を消す程の月光に 咲いた花が散ってしまう前に この闇を裂いて 見下ろす窓の向こう 僅かに映る影 気のせいだと笑っても 鼓動は嘘をつけない 冷えた指先 触れたら きっと何かが壊れそう 静寂に浮かぶ声 私を呼ばないで ねぇ、どこへ逃げればいい? 行き止まりの夢の中 心を閉じ込めても消えない痛みなら この風に委ねて 影が影を呼ぶように 心の奥を覗かないで 偽りの仮面の下 何が眠っていたの? ねぇ、誰を信じればいい? 影を消す程の月光に 咲いた花が散ってしまう前に この闇を裂いて 滲む視界の片隅で 風がそっと囁く 「もう戻れないよ」と |