先斗町の君へ 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] ぽんとちょうの夕べのほの暗い灯り 石畳(いしだたみ)に響く、川の せせらぎ ふとかすめた浴衣の、石鹸の 甘い香り 振り返れば、白いうなじが、夏の夜に 妖しく 浮かぶ [Verse 2] ゆらめく提灯(ちょうちん)の灯りが、遠ざかる彼女を照らす 白い浴衣の裾が、夜の闇に溶けていく 美しい彼女のうなじに、なぜか目が離せない 声をかけないと、きっと後悔するだろう [Pre-Chorus] 「あの…!」と小さな声で 呼び止めたけれど 人混みに紛れて、もう彼女の姿は見えない あれは、夏の夜の幻だったのだろうか [Chorus] 一瞬だけ見かけた君 夜の空気に漂う石鹸の香り 追いかけたけれど、もう消えてしまった 夢だったのかな、揺らめいて消えた幻? [Bridge] 一瞬の出来事だった、夏の夜の夢 追いかけるほどに、遠ざかる幻影 あの時、声をかけていれば… 今も胸に残る後悔 もう一度、あの香りに会いたい [Chorus] 一瞬だけ見かけた君 夜の空気に漂う石鹸の香り 追いかけたけれど、もう消えてしまった 夢だったのかな、揺らめいて消えた幻? [Outro] 石鹸の香りだけが、今も胸によみがえる 夏の夜の、儚い記憶 |