透過する部屋 歌詞欄(Lyrics)[Female Vocals] [Intro] 雨が窓を叩くたび ガラス越しの自分が 誰かに見えた [Verse 1] 水槽の泡が 一定のリズムで踊る 光は屈折して 壁に揺らめく 間接灯のオレンジが 僕の影を 何層にも増殖させる [Pre-Chorus] 部屋の空気は 静電気のように 思考を帯びて まとわりつく 分子のように漂う言葉を 掴もうとして また溶かす [Chorus] 雨音が消してゆく 未完の公式 解けないままの感情が滲む ガラスに映る僕は誰だろう 現実と夢の境界線 今日もぼやけていく [Male falsetto Vocals] [Verse 2] 机の上のコーヒーは冷めて カップの縁に 小さな宇宙 電子の波が心を伝って 記憶の断面が光を放つ [Pre-Chorus] 視界の隅で何かが動いた気がした 時間が円を描くように歪む 僕は観測者で 同時に被験者 この箱庭の中の存在証明 [Maleu0026Female Vocals] [Chorus] 雨粒が奏でる シナプスのノイズ 思考の粒が 音に変わる ガラスに映る僕は誰だろう 意識と夢のカンショウハ 今日も揺れている [Female Vocals] [Bridge] 空想と現実が重なって 僕は少しずつ透けていく 見えない誰かと目が合った気がして 笑った [Outro] 雨が止む頃 ガラスの向こう 世界はまだ滲んでる [Maleu0026Female Vocals] でも それでいい [END] |