君が知らない空へ 歌詞欄(Lyrics)午前七時、列車の窓... 乾いた風が 頬をかすめた... 言葉よりも 重たい沈黙 それだけが この胸に残ってる 制服の袖、少しほつれて 昨日の涙は 誰にも見せず 隠したままの 願いが一つ 未だに脈打つ 鼓動の奥で 時計の針は進むけど 私だけが置いていかれる気がして 「大丈夫だよ」なんて嘘は もう いらない --- 歩き出すのが 怖かった 選び損ねた 分かれ道で もしもあの日 違う笑顔を 選んでいたら 今はどうだろう? 名前のない 寂しさ抱いて 指でなぞる 窓の景色 揺れる街と 同じように 私も 揺れていた --- クラスの中 誰も気づかず 言いたいことは 喉で凍った きらめく世界に 溶け込めず 白い髪だけが 際立ってた 「変わってるね」って 笑われて 鏡の中 笑えなくなった でもそのままで いいって 言ってくれる 誰かを夢見た いつかその声を 本当に聞けるなら それだけで 救われた気がする --- 空が少しだけ 明るくなった 昨日と違う 風の匂い 長く続いた 冬のページ そっと 閉じた気がした 夢を描く勇気より 夢を諦めない意志を 私は 欲しかったんだ たとえ 一人でも --- ((わかってる… 見えてる… あなたも… 私みたいに 迷ってる)) [間奏・無音に近い静けさを感じる] --- 午前七時、始発の列車 同じ景色 でも違う私 何も変わらない 朝だけど 確かにここで 生きてると感じた 涙が出るほど 優しい風 誰のものでもない この痛みが 今はただ 私の輪郭を きちんと描いてくれる --- ねえ、もう走らなくてもいい 息をしてる、それだけでいい 次の駅で 何かが変わるなら それはそれで 悪くないよね また会おう、この窓の外で あの日の私に 手を振るように |