ひさしぶりの星空 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] いつも見てる空なのに 今日のは少しちがっていて うすい膜がほどけたみたいに 奥の奥まで 見える気がした [Pre-Chorus 1] バスに乗って 山を越えて 空気が急に 冷たくなった 見上げた夜のその向こうに 星が静かに 浮かんでいたの [Chorus 1] 光は膨張する時空を渡り 宇宙の曲率に沿って届く わたしが見るこの瞬間には もう存在しない星もある [Verse 2] 星はぜんぶ おなじ明るさじゃなくて よく見ると色もちがっていた 近いのか遠いのかはわからないけど 空はずっと奥に続いていた [Pre-Chorus 2] 風が草を やさしく揺らして 虫の声が 耳の近くにいた 空のすき間に 光の粒があって それぞれ 別の時間に見えた [Chorus 2] 恒星の終焉が残した放射は 宇宙を漂い 観測を許す いま届いたこの微細な情報は 遠い過去からの断片にすぎない [Bridge] 星はどれも 同じ時間にはない ただ光だけが ここに集まる それぞれちがう場所と年代から ほんのわずかな角度で届く そのあいだに何があったとしても わたしには 見分けがつかない でも 同じ空で重なってるのが ふしぎで きれいだと思った [Chorus 3] 観測とは過去の記憶の解読 未来はけっして映らない この空に映るものすべては 時間差のある証明にすぎない [Outro] 名前のない星のひとつが 誰にも知られず 燃えていた その光だけが 今になって わたしの目に 届いてきた |